感じる脳、考える脳
文系脳・理系脳、とか、女脳・男脳、とか
言われたりするけれど、
誤解を恐れずに書くならば、
世の中を上手く回しているのは、感じる脳で
文明を発達させるのは、考える脳なのではないかと思う。
*****
私は、ブログを書くときに、二種類の脳を使い分ける。
子供日記系記事を書くときは、感じる脳。
カスタマイズ系記事を書くときは、考える脳。
使い分けると言っても、私は、不器用な人間なので、
意識的に切り替えて書くときもあるけれど、
自分の中で、勝手に切り替わったときは
そういう記事しか書けないし、読めなくなる。
脳波をとる実験でもすれば、明らかに違う部分が
活発に活動しているはずだ。
特に、技術的な記事は、
技術的なことを受け入れられる状態、
頭を働かせる状況を意識的に作らないと
理解したり、記述することができない。
そして、そういう時は、子供らへの対応は
かなりおろそかになるのを自分でも感じる。
*****
子供を育てるとき、特に、乳幼児を育てるときに
大切なのは、感じる脳。
夜泣き対策、なんていうけれど
赤ちゃんは、何をしても、泣きたいときには
泣くものだ。
どうして泣くの?と考えて、あれこれ対処するよりも
泣き叫ぶ子供がいたら、ああ、泣きたいのね
疲れるまで泣いたら、いつか寝るわ、と
ゆったりおんぶしつつ、歌でも聴きながら
踊っている方が、よっぽど有効。
赤ちゃんは、理屈では動かない。
そして、私は、泣きわめく乳幼児を前に、
考える、分析する脳を封印した。
その方が、楽だったから。
その結果、どうなったか。
私は、スーパーに行って、買い物をすることが
出来なくなった。
ベビーカーを押しながら、かごを手にしても、
かごに何を入れていいのか、分からない。
そして、ぼろぼろと涙がただ、流れ落ちた。
*****
それは、たぶん、考える脳の、反乱だったのだ。
そして、その状態のやばさに気づいた私は
子供を保育所に預け、
Web系パート派遣社員として働き出し、
ようやく自分を取り戻した。
ママ友と、微分方程式について
語り合うことは、難しいのだ。
人の気持ちを考えなさい、なんていうけれど、
考えても分からない。
考えるんじゃない、人の気持ちは、感じるものだ。
子育てにおいては、分析力より、
感応力の方が、優先される。
考える脳が強く働いていたら
出産なんて、おそろしくてとてもできない。
ただ、今ある状況を受け入れるだけ。
*****
私が、小学生の時に叔父に言われた言葉。
「女に学問はいらない。結婚や子育ての邪魔になる。」
ずいぶん、男女差別の失礼なことを言うと
腹が立ったが、その言葉は
ある意味、真理だったのではないかと思う。
余計なことを考えず、日々の暮らしに感謝し
天気がいい日に、おひさまの下でぽかぽかになった
布団が気持ちよいと感じ、
日々、食事を作り、片づける。
それを毎日、当たり前だと思って続けることができる能力。
その力は、強い。
何にも、勝る、と私は思う。
*****
生まれたての子犬を見て、可愛いと素直に感じる人。
可愛いと思わせている要素はなんだろうと、
分析し、考える人。
おひさまに干された布団を気持ちいいと感じる人。
布団を気持ちよいと思わせているときの、
素材、厚み、温度はどうなんだろうと、考える人。
どちらが幸せなんだろう、なんて
考えても仕方ない。
感じることが得意な人は、感じてしまうし、
考えることが得意な人は、考えてしまう。
どちらか一方だけの人、なんてのもいないとは思うれけど。
感じる人と、考える人、
そこには大きな溝がある。
*****
だから、何って結論はないのだけれど。
感じる私と、考える私。
自分の中でも溝はある。
でも、どちらも私。
どちらを封印することも出来ないし、
どちらがいいって訳でもない。
ただ、そういう私がここにいる。
ただ、それだけ。
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下で子供が泣いてます
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言われたりするけれど、
誤解を恐れずに書くならば、
世の中を上手く回しているのは、感じる脳で
文明を発達させるのは、考える脳なのではないかと思う。
*****
私は、ブログを書くときに、二種類の脳を使い分ける。
子供日記系記事を書くときは、感じる脳。
カスタマイズ系記事を書くときは、考える脳。
使い分けると言っても、私は、不器用な人間なので、
意識的に切り替えて書くときもあるけれど、
自分の中で、勝手に切り替わったときは
そういう記事しか書けないし、読めなくなる。
脳波をとる実験でもすれば、明らかに違う部分が
活発に活動しているはずだ。
特に、技術的な記事は、
技術的なことを受け入れられる状態、
頭を働かせる状況を意識的に作らないと
理解したり、記述することができない。
そして、そういう時は、子供らへの対応は
かなりおろそかになるのを自分でも感じる。
*****
子供を育てるとき、特に、乳幼児を育てるときに
大切なのは、感じる脳。
夜泣き対策、なんていうけれど
赤ちゃんは、何をしても、泣きたいときには
泣くものだ。
どうして泣くの?と考えて、あれこれ対処するよりも
泣き叫ぶ子供がいたら、ああ、泣きたいのね
疲れるまで泣いたら、いつか寝るわ、と
ゆったりおんぶしつつ、歌でも聴きながら
踊っている方が、よっぽど有効。
赤ちゃんは、理屈では動かない。
そして、私は、泣きわめく乳幼児を前に、
考える、分析する脳を封印した。
その方が、楽だったから。
その結果、どうなったか。
私は、スーパーに行って、買い物をすることが
出来なくなった。
ベビーカーを押しながら、かごを手にしても、
かごに何を入れていいのか、分からない。
そして、ぼろぼろと涙がただ、流れ落ちた。
*****
それは、たぶん、考える脳の、反乱だったのだ。
そして、その状態のやばさに気づいた私は
子供を保育所に預け、
Web系パート派遣社員として働き出し、
ようやく自分を取り戻した。
ママ友と、微分方程式について
語り合うことは、難しいのだ。
人の気持ちを考えなさい、なんていうけれど、
考えても分からない。
考えるんじゃない、人の気持ちは、感じるものだ。
子育てにおいては、分析力より、
感応力の方が、優先される。
考える脳が強く働いていたら
出産なんて、おそろしくてとてもできない。
ただ、今ある状況を受け入れるだけ。
*****
私が、小学生の時に叔父に言われた言葉。
「女に学問はいらない。結婚や子育ての邪魔になる。」
ずいぶん、男女差別の失礼なことを言うと
腹が立ったが、その言葉は
ある意味、真理だったのではないかと思う。
余計なことを考えず、日々の暮らしに感謝し
天気がいい日に、おひさまの下でぽかぽかになった
布団が気持ちよいと感じ、
日々、食事を作り、片づける。
それを毎日、当たり前だと思って続けることができる能力。
その力は、強い。
何にも、勝る、と私は思う。
*****
生まれたての子犬を見て、可愛いと素直に感じる人。
可愛いと思わせている要素はなんだろうと、
分析し、考える人。
おひさまに干された布団を気持ちいいと感じる人。
布団を気持ちよいと思わせているときの、
素材、厚み、温度はどうなんだろうと、考える人。
どちらが幸せなんだろう、なんて
考えても仕方ない。
感じることが得意な人は、感じてしまうし、
考えることが得意な人は、考えてしまう。
どちらか一方だけの人、なんてのもいないとは思うれけど。
感じる人と、考える人、
そこには大きな溝がある。
*****
だから、何って結論はないのだけれど。
感じる私と、考える私。
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でも、どちらも私。
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ただ、そういう私がここにいる。
ただ、それだけ。
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この記事へのコメント(受付を終了しました)
ご連絡はココロデザイン、Twitterでどうぞ。読んでいただき、コメントまで下さって、
本当にありがとうございます。
娘さんがいらっしゃるんですね。
頭の切り替え、難しいですよね。
おかあさんは、今、難しいこと考えてるから、
ちょっと待ってね、って子供たちに
言ってしまうこと、あります。
ナツメの10ちゃんさんは、娘さんの話も
奥さまの話もよく聞いて差し上げる
いいお父さん&旦那さまなんでしょうね。
参考になったと伺えて、とても嬉しかったです!
よかったら、またお越しくださいね。
ナツメの10ちゃんといいます。
「感じる脳」と「考える脳」についてですが、まさにそのように思います。私も、娘の話を聞いてやるときは、しらずしらずに「感じる脳」で聞いているような気がします。逆に仕事関連の話を妻とするときは「考える脳」です。そのとき、娘が話してきてもすぐには切りかえれないときが多いです。大変参考になりました。
感動したので、コメントさせていただきました。
ぐーたら、とか、ぼちぼち、とか。
思えば、私の願いが込められてるんだよね。
そうではなかったから、そうでありたいって想い。
りょうちゃんのとこだって、そうなんだよね。
inaliっちもなぁ。面白いからなぁ笑。
大人の方が、手に負えないよね笑。
スタッフ教育、お疲れさまです!
子育てに行き詰ったから、考えるように
なりました。
なんで、私は、こんなに辛いんだろう?って。
みんなが、この人は、こういう人。
みんなちがって、みんないい、って
受け入れて生きていければ、楽なのになぁ。
その感覚が、生きていきやすい、
バランスのとれた感じ方なんじゃないかと。
心姫さんの感性は、わりと私に近い気がするので
あまり行動みてて、あっけにとられたり、
驚いたり、違和感を感じたりすることは
ないんだよね。私は。
ムリせずに発せられた言葉が、ストライク、
ああ、そうやって表現すればいいのか、みたいな。
いつも助けられてます。ありがとう。
>そのうち自然に、両方上手い具合に、混ざって解決して
いくといいなぁ。ゆるゆるじゃないからなぁ。
年々ゆるくなっていってる気はするんだけどー。
伝わりやすいのかなぁってことは、いつも考えてるな。
まず、その人は、どういう人であるか、感じる。
そのあと、どう接していこうか、考える。
橋、ねぇ。以前よりは、かかるようになって来たとは
思うんだけどさ。
やっぱり分離してるんだよね。私の中で。
あげはは、こういう時、こういう風に考えたり
こういう行動をするだろうっていうのは、分かるのよ。
経験上かなぁ。そう感じとることはできる。
でも、どうしてそういう考えに至るのかは、
ちっとも分かんなかった。
あの子はそういう思考回路を持つ子だよねー、
って思ってただけ。
そういう感じ方をする、マネすらできないし。
>間を取り持った経験
取り持ててたっけ?ちっともそんな気がしない笑。
NARUさんに投げたし。
NARUさんは、けっこうバランスいい人だと
思うんだよね。
私に似ていると言われている、NARU妻さんは
どうしてるんだろうなぁ。
答えは、私の中にある、か。うん。ありがとう。
脳を考えて子育てしたことないっす。
子育てでイラっとすることはないけど、
スタッフを育てるのにイラっとすることは多々あります。
子供より大人のほうが子供のような気がしちゃいます笑
私は多分、感じるほうが大部分を占めてるのかも。
そもそも、感覚で生きている・・・。
でも、子育てにだって、考えるコトは必要でしょうから。
そのうち自然に、両方上手い具合に、
混ざって解決していくもんなんでは?
って、思うこと自体が、感じる脳なのかな??
ママ友と、微分方程式について語ったことは無いね、確かに・・・。
どうやったら、つながるの?
僕の言い方が悪かったかも知れません。
「直観」と「論理」は切り替えるというよりも、
直観、つまり「ひらめき」がまずあり、それを
よりどころにして、論理的な考えにつなげていく。
人は直観型、論理型と区分できなくもないですが、
かこさんは両刀使い(笑)
なのに溝がある(汗)
ではどうしたら橋がかけられるのか。
僕では分かりません(笑)
すみません(汗)
しかし、かこさんの中にその答えはあるかと。
Tomさん(論理型)とあげはさん(直観型)の間を
取り持った経験を思い出してみたら答えが見えるかも
知れません。
いろんな記憶がひっぱり出される笑。
最新記事からもう沈んでた。
サイドバーの一番上から、前の記事10件へ、どうぞ☆
???
「ブログは俺メディア」を書いてる方が
何を言うかな^ ^;
あれ、後でコメ書こうと思ってたら
最新記事からもう沈んでた。早すぎ〜
練習や意識で、どうにかできるようになるものなの?
どうやったら、つながるの?
私は、うまくつなげることが、できなかった。
かこさんのいう、「感じる脳」と「考える脳」のことを、
僕は、「直観(感情)」と「論理」の別だと考えています。
この2つを場面によりうまく切り替えて使っていく。
ただ、世界中で唯一、論理的思考ができる動物は人間だけです。
なので、極端な話、論理的な考え方をするのが人間らしい
とも言えるのですが、直観で生きている赤ちゃんや幼児と
対するには「感じる脳」に替えていかないとブルー症状に
陥りやすくなる。
育児が大変というのは、この2つの思考回路を柔軟に切り替えて
いかないと自分を追いつめてしまうということもあると思うんです。
話を戻すと、「感じる脳」と「考える脳」に溝を作って
しまうのではなく、橋をかけて繋げましょう、と、
まぁ、こういうわけです(笑)
あぁ、悩み多きイクメン生活・乳児期(0〜4歳)
http://ikumenseikatu.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
貼っておこ♪
そうそう、NARUさんとこの記事読んで、
書かずにいられなくなった。
前にも、似たような記事書いたけどね。
いいのよー。消化しきれない記憶は
たまにひっぱりだして、書きだしてやらないとさ。
読む方は迷惑かな?
でもね、やっぱり検索でここに来てくれる人がいるんだよね。
「赤ちゃん 可愛くない」
「育児 孤独」
「子育て つらい」
とかでね。
そのたびに、胸が、きゅうっとする。
ここに、同じ思いをかかえていた人間がいるよって
私は、伝えて行きたい。
コメント、消さないよ笑。
脳派→脳波
別に読めるからいいかなーとも思ったけど^ ^;一応
NARUさん家の記事読んで
暗黒時代思い出しちゃったかな
これ消してくれていいからね
自分のIPをうっかり設定してて、書き込めなくて
少しの間、???だったよ。
気づけて良かった。
なかなか気づけないんだよね。
○ 泣き叫ぶ子供がいたら、