人から頂いた物、捨てられないですよね。
本来の使用目的どおりに使っていなくても、
持っているだけでウキウキするなら
「使っている」に含めていいんじゃないかと
個人的には思います。
ただし、「眺めて嬉しくなるためだけに持っている」
と自覚し、置き場所を決めてあげられるなら、です。
贈り主も、あなたが使って嬉しくなって欲しいと思って、
贈ってくれたはず。
部屋のすみに捨てられずに使われずに
不良在庫としてほこりをかぶっている状態までは
想定していないでしょう。
そのとき、その方の気持ちを受け取れば十分です。
持っていることが負担になったら、
見ていてよい気分でないのなら
思い切って家から出しましょう。
物は使用目的どおりに使ってあげるのが一番です。
そして、贈り物は消え物や、相手が必ず好んで使うと
分かっている物を選ぶとよいですよ。
[2009年 カコ]
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贈り物って、ホントに難しいなぁ。
プレゼントは、気持ちを送ること。
気持ちが載っていると思うからこそ、
使わなくても捨てにくい。
でも、プレゼントは、気持ちを渡し、
受け取った時点で役目を終えている。
なかなか、そんな風には、割り切りにくいけど。
一度、人からもらった好みでないものを
家じゅうから、ばさばさ捨てたことがある。
一時的に罪悪感でいっぱいになったけど、
毎日、それを見ると、憂鬱になっていた
気持ちから解放された。
「しがらみ」を捨てると、心も身体も軽くなる。
[2012年 かこ]
そうそう買い換える必要のない物を一生モノ、といいます。
高価な物だけではなく、例えばつめきり、靴べら、しゃもじ等。
粗品で貰ったり、100均でも簡単に手に入りますが、
壊れも腐りもしないので、そのまま家にずっと居座り続けます、
この靴べらがあるから、もう他の靴べらはいらない、と思えるほど、
一生モノは慎重に、気に入った物を選びましょう。
好きな物に囲まれて暮らせるように。
[2009年 カコ]
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丁寧に、好きなものに囲まれて暮らす。
無意識ではなく、惰性ではなく、日々、選択していく。
一度手に入れたものは、手放すのはなかなか難しい。
なんとなく間に合わせるのではなく、
私は、好きだから、これを選んで家に入れる、という決心。
その一つ一つの決断が、生きる自信になる、気がしている。
[2012年 かこ]
ごちゃごちゃの山を前に、どうしていいか分からなくなり
身動きが取れなくなることがあります。
まずは小さい一ヶ所を間引くことから始めましょう。
まずは引き出しを一つ決め、すべて新聞紙の上にあけます。
右に使っている物(一年以内)、左に使っていない物、ゴミに
分けていきましょう。
そして右の使っている物だけを引き出しに戻すと、
だいぶ引き出しに余裕ができますね。
左の山には、にこにこぴかぴかして、一見素敵な物も
沢山混ざっていますが、ノンジャンルで迷い箱に入れてしまいましょう。
このとき、再審査の日を決めて(半年後とか)ラベルで貼っておきます。
そうして物が減ってくると、手に負えない感がだんだん無くなってきます。
間引くのも早くなってきます。
収納方法を考えるのはその後で。
[2009年 カコ]
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途方に暮れているときは、引き出しよりも、
もっと小さいお財布から始めるといいみたい。
それから、目につくゴミを片っ端から捨てる。
ダイレクトメールとかね。
今、我が家は、迷い箱以前の話だわ。
ゴミは、とにかく捨てましょう。
不要なものが多すぎると感じる人は
いる・いらない・迷う、に分けるより、
いらない・その他、に、まず分けて間引く方が
さくさくいけます。
[2012年 かこ]
物を捨てるのはもったいないことだ、タダでもらえる物を
もらわないのはもったいない、と思っていませんか?
でも、今は意識しないとどんどん物が入ってくる時代。
使わない物を家に持ち込み、その管理にスペースをとり、
時間と気持ちをかけることはもったいないとは思いませんか?
物を探してイライラする時間、
部屋が片付いていないと悩んだり、憂鬱になったり、後ろめたくなったり、
逃避から思考・行動を停止したりしている時間こそが
もったいないと、私は思います。
物が少ないほど、管理はラクになります。
使わない物を持ち続けることこそ、もったいないのです。
[2009年 カコ]
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少し前は、頂き物が本当に有難い時代だったけど、
今は、買おうと思えばなんでも手に入る。
何か買うと、おまけがついてきたりする。
自分の身の回りに置くものは、自分で選ぶ力が必要。
いらないと思ういおまけは、お断りして、
好きではない頂き物は、リサイクルに回し、
その時いるものであっても、不要になったら捨てて
また、次の新しいものを入れていく。
必要で大切なものは、長く使っていくといいけれど、
自分や家族に必要なものは、だんだんと変わっていくよね。
家の中も、新陳代謝していかないと、
空間がよどんでいく。
[2012年 かこ]
捨てることは収納の第一歩ですが、とにかく捨てて
すっきりしたいと、思ってませんか?
今まで沢山物を持っていた人が、
家の外に物を出して少なくなると、
空いた空間を埋めようとして、爆発的に物を増やしてしまう
傾向があります。
まず、手に入れたい生活をイメージし、
物の流入を減らし、増加を食い止め続ける心構えを持たないと、
すっきりとした空間は作れません。
いくら収納空間があっても、すぐに入りきらなくなりますよ。
[2009年 カコ]
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欲しい暮らし。望む生活のイメージ。
私なら?
「物を探さなくていい。決まった場所にいつもある。」
おかーさん、爆丸の部品、ベイブレードのパーツ、
ビーダマンのネジ、どこにあるのー、
探してー?と言われず、子供たちが自分でしまって
おもちゃの細かい部品を見つけることができる。
昨日使ったハサミやお名前ペンがいなくならない。
生活用品の在庫が分かっている。
明日提出の書類を探さなくて済む。
床におもちゃが散乱していない。
ごみを出すのが面倒だと思わずにすむ動線。
仕事場のように、この状態であればOKという基準がある。
この状態に戻せば、家の中がすっきり見えるという確信。
あれ?そういう時期もあったんだけど。
どうして収集つかなくなったんだっけ?
物の増えるスピードが速く、量が多すぎて、
自分で手に負えなくなったからだ。
自分で、手に負える空間が欲しい。
気が遠くならずに、気持ちが負けずに
すっきりとした空間を生み出すことができるという自信。
家族の好き、を投げ捨てずに尊重し、
投げやりではなく、自分で決めていく生活。
[2012年 かこ]
一人が平日、一日1アイテム家に持ち込むと
一個×20日×12ヶ月= 年間 240アイテム+。
30人規模の会社なら、年間 7200アイテム+。
不要なものはこまめに捨てましょう。
【部屋が汚いはあなたの人格とは関係ない
方法を知らないだけです】
[2009年 カコ]
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ホント?カコさん、人格関係ないの?勇気が出た笑。
ダイレクトメールやチラシ、プリント、頂き物、
配送用のダンボール、おもちゃのパッケージなどなど。
家族が多いほど、入ってくる量は多い。
ごみになるものは、どんどん家に入ってくるけど
ゴミに足はついていないので、
自分で決めて、外に出さないことには
絶対に家から出ていかない。
家に物が増えて、ごちゃごちゃしているのは
家に物が入るのを許し、今は外に出さないという
決断を日々し続けた結果。
カオスの状況をしばらくは甘んじて
受け入れると決めたのは、私自身。
余ったペットボトルの中身を捨て、洗って
回収BOXに運ぶのが面倒なら、買わないか、
飲みきって、外で捨ててくればいい。
分かってるんだよ笑。
そう。
居心地のよい空間を作ると決めるのは私、
今は、動かずに、現状維持と悪化を
受け入れると決めるのも私。
すべては、私の心のまま。
[2012年 かこ]
3年前、長男が3歳、次男が1歳だったとき、
「自分の物」以外の物が、家にあふれ、
あまりに家の片づけ方が分からず、
整理収納アドバイザー2級の資格を取ってみました。
その後、一時的に家の中は整理され、
長男もお片付けが自分でできていたのですが、
子供たちが成長するにつれて、
おもちゃの種類も量もどんどん増え、
放置しているうちに、また収集がつかなくなりました。
片付けのことをうるさく言うのは嫌いです。
でも、どこに何があるか、ごちゃごちゃの中を
探さなくても、すぐに分かる生活がしたい。
そう思って、収納方法の見直しを始めました。
ふと、思い出したのが、資格をとったとき、
習ったこと、テキストをもとに
自分の思うことを書いた47回のコラム。
整理収納の小技、なんてのはありません。
精神論です。
けっこういいことが書いてあった笑ので、
掲載していこうと思います。
そのまま載せるのも面白くない、と思うので
2009年のカコが書いた原文に、
今の私が思うことを書き加えていこうと思います。